もちろん、言おうとして言えないことはない。ネイティブスピーカーが un par diferente de colores (a different two colours にあたる) というのを考えてくれた。他にもいろいろあるだろう。ポイントは、英語のように最小に近い違いでこれら2つの異なる概念を表し分けるようになっていないということだ。しかも、それで特に不便なわけでもない。
実は英語でも a different two colours と two different colours が完全に領域を分け合っているわけではないらしい。つまり、後者は前者の解釈にもなりうる (p. 80)。ということは、「互いに異なる」という解釈に一義的に決まる言い方にするには何か工夫が必要だということになる。