2013年10月20日日曜日

Mis amigos


気にはなるのだがちゃんと調べていない、ということはたくさんある。たとえば学生の作文を見ていて

Fui a dokosoko con mi amigo.

なんてのに出くわすと、自動的に手が動いて con un amigo mío に直すわけだが、

Fui a dokosoko con mis amigos.

を見ると手が止まってしまう。前の例のように con unos amigos míos に直してもかまわないのだが、そのままでも良いように思えるのだ。

で、思い出しついでにスペイン人の同僚に確認したら、やはり複数形なら直さなくてOKだという。

補足すると、最初の例はスペイン語としておかしいわけではない。しかし mi amigo が既に特定されているか、特別な友だちだと理解できる場合を除けば、その友だちってだれのこと? という反応が返ってくるだろう。つまり、文脈なしにいきなり言ったらだめよ、ということだ。聞き手が特定できていない人に言及するためには con un amigo mío にしないといけない。

ところが、複数形の場合は、その友だちが誰と誰と誰というふうに分かっていなくても良い。つまり con unos amigos míos と同じような感じで使えるのだ。不思議でしょう?

状況は把握できた。しかし、なぜそうなのかは分からない (僕が、ということね)。所有詞の問題なのか、より一般的な単数・複数の問題なのか、それとも別の要因があるのか。全部宿題である (やるかどうかは分からないが)。